飛行機輪行 AIRDO編

この夏、飛行機輪行を予定しています。一般に輪行と言えば電車です。電車に大きな荷物を載せる場合には色々制限があります。飛行機にも制限があります。ロードバイクは軽量であるため重量制限には掛かりませんが、サイズ制限は確認する必要があります。電車と飛行機の一般的なサイズ制限は下記になります

  • 電車:3辺の合計は250㎝以下
  • 飛行機:3辺の合計が203㎝以下

一般的な700cのロードバイクを輪行袋に入れると、250㎝以下にはなりますが、203㎝以下にはなりません。その為飛行機輪行では特別申請が必要になります

AIRDOの場合

今回は、2025年5月に実施したAIDDO社の事例を報告いたします。下記はその時の手順です

  1. ロードバイクを輪行袋に入れて3辺(長さ、幅、高さ)のサイズを測る。
  2. 搭乗予定の飛行機を決める。まだ予約してはいけません
  3. AIRDOの予約・案内センターに電話し、予定している飛行機便にロードバイクが載せられることを確認します。飛行機は機種によって、長さ制限があり輪行袋に入れたロードバイクの長さが制限以内であることを確認します
  4. 飛行機を予約します
  5. もう一度AIRDOの予約・案内センターに電話し、ロードバイクを預入の荷物として事前申請します。予約番号、氏名、予約番号、サイズ等を聞かれます
  6. 承認後、注意事項が説明され完了です

注意事項に次の様になります

  • 空港へは速めに到着し搭乗手続きを実施する。ギリギリに行くと載せられない事がある様です
  • タイヤの空気は抜いて置く。気圧が低くなった空で破裂する危険性があります
  • 輪行袋の中に他の荷物を入れない。中に入れるのは、ロードバイクとクッションだけにした方が無難です。

現地でのセットアップ

飛行機輪行中はロードバイクを確認することが出来ません。受付から到着までの持ち運びはスタッフまかせになります。破損の可能性を下げる為に私は下記を実施しています

  • ディスクブレーキ、チューブレスタイヤの車体では飛行機輪行しない
  • リアディレーラー、チェーン、ペダルは外す
  • 輪行袋は横置き(サドルとハンドが地面に接触する形)
  • カーボン素材のハンドル、シートポスト、サドルレーンは選ばない
  • 横置きならハンドルは固定(ロック)する

現地について致命的な破損があるとDNFです。飛行機代も宿泊代も全て無駄になります。なにより大事な有給休暇が台無しです。壊れそうな物は出来るだけ外した方が無難です。ただし、外した部品は、全て現地で組み立てる必要があります。陳腐な工具で、一人だけで、組み立てる必要があります。それなりのスキルが必要になります。これも飛行機輪行の楽しさでもあり、苦しさでもあります。

試される大地へ

飛行機輪行の一番も問題点は天候です。通常のライドは雨が降れば中止です。ブルべを趣味とする強者でも、スタート時点が大雨の場合、DNFを選択する人が増えます。飛行機輪行の場合、既に航空券も宿泊費も払い込んでいる状態です。出発日が雨でも出発しなければなりません。途中で雨が降っても辞められません。延泊して雨を迂回するもの、豪雨の中を強行するも自分次第です。だからこそ楽しさがあります。元々ロードバイクは苦痛を楽しむ乗り物です。今年はどんな楽しさが待っているのか今から不安でしかたありませんw