ガレージのサイズを考えてみます。
大型バイクのサイズは車種により様々です。大きいと言われるハーレダビットソンのツーリングモデルは全長2,700㎜、全幅1,100㎜です。このサイズが格納出来ればガレージの紹介文に大型バイク駐輪可と明記しても問題ないと思います。
これを値を参考にガレージの大きさを考えると、内寸で2,800㎜×1,200㎜もあればバイクを格納出来ることになります。しかし、実際にこのサイズでは大型バイクを停めることは出来ません。その理由は、サイドスタンドと取り回しにあります。
サイドスタンド
殆どの大型バイクにはセンタースタンドがありません。理由は、重すぎて使えないことやサイドスタントに比べ安定性が無い事が原因と言われています。
サイドスタンドで停止するとバイクは斜めに傾いた状態となります。傾いたバイクのハンドル位置は約20㎝も横に移動します。
取り回し
取り回しとはバイクを押して移動させる事です。前進はエンジンを利用することもできますが、狭いエリアでの取り回しでは、前進と後退を繰り返すため、両方とも力で押すことが普通です。この作業、大型バイクでは特に高いスキルが求められます。このスキルの中で最も大切なことは立ち位置と姿勢です。この2つが正しければ小さな力でも大きなバイクを移動させることが出来ます。

ガレージの幅
ガレージに必要な幅は、サイドスタンドによるバイクの傾きと、取り回しの姿勢を保つための幅が必要になります。しかし、取り回しの際にはバイクは垂直な状態となるため、この2つの幅はある程度相殺出来ます。実際に自分のバイクを使って、ガレージからバイクを出す時に必要なサイズを測定してみると、「バイクの全幅+50cm」の長さが必要であることがわかりました。
ガレージの長さ
長さ(全長)はギリギリでも問題はありません、ガレージの横幅に余裕があればバイクを斜めに入れることも出来長さにも余裕が出ます。またヘルメットを置く棚なども、サイドスタンドの反対側上部に付ければ邪魔になる事はありません。